CentOS 共有フォルダの設定 ~Sambaを使ってファイルサーバを作る~
シロルです。
今回はCentOSにSambaを入れてWindowsとフォルダの共有・設定しようと思います。
CentOSをSambaサーバにすることによって、Windowsの仮想環境でCentOSとフォルダの受け渡しが簡単いできるようになります。
Sambaのインストール
では早速インストールしていきましょう。# yum install samba
共有フォルダの作成
インストールが出来たら共有フォルダを作成します。今回はルート直下に作ります。
管理者と権限も設定します。(ディレクトリ名、ユーザ名は何でもいいです。)
# mkdir /share_folder # chown smb_siroru:smb_siroru /share_folder # chmod g+ws /share_folder
管理ユーザの作成
# useradd smb_siroru
SELinuxの設定
# semanage fcontext -a -t samba_share_t /share_folder # restorecon /share_folder
Samba設定ファイルの編集
設定ファイルは「/etc/samba/smb.conf」にあります。ワークグループの設定
sambaとwindowsのワークグループを一致させます。まずwindowsのワークグループを確認します。
キーボードの『Ctrl + E』でエクスプローラを起動 → PCを右クリック → プロパティをクリックで確認できます。
設定ファイルを編集します。
[grobal]のなかの「workgroup」をWindowsのワークグループと同じものに設定します。
その下の行に以下を追加します。
[global] workgroup = "任意" guest account = smb_siroru dos charset = CP932 unix charset = UTF-8
charsetは文字化け防止です。
パスワード設定の変更
パスワード入力なしで共有ファイルにアクセスするための設定をします。2,3行下へ行くと「passbd backend = tdbsam」とあるのでコメントアウトし下記を追加します。
# passdb backend = tdbsam map to guest = Bad Password
自分だけで使う分にはいいですが、この設定はあまりおすすめしません。
共有フォルダの設定を追加
分かりやすく一番下に共有フォルダ(ディレクトリ)と同じ名前の設定項目を追加します。[share_folder] path = /share_folder public = yes writable = yes
pathは共有フォルダの場所を指定。
publicは他のホストからでも見れるよう、今回は「yes」。
writableは書き込み可能にする設定をしています。
これで設定ファイルの編集は終わりです。
ファイアーフォールの設定
sambaを許可します。デスクトップ右上のアプリケーション → 諸ツール → ファイアーフォールとクリックする。
設定が永続になっていることを確認。(実行時だと毎回ファイアーフォールの設定をしなければならない)
上の画像のように、ゾーン、public、サービスとなっていることを確認し、項目の中の「samba」にチェックを入れる。
サービスの起動
sambaを起動させます。# systemctl start nmb.service # systemctl start smb.service
nmb.serviceはwindowsでsambaを使えるようにする。
smb.serviceはsambaの起動。
疎通確認ができていればエクスプローラのネットワーク探索で共有ファイルが見れると思います。
発見できない場合はアドレスを指定して試してください。(先頭に「\\」をいれて入力←¥です。)