CentOS7 Webサーバを立ててみる
シロルです。
今回はCentOSを使ってWebサーバを立ててみたいと思います。
Webサーバを立てるにあたり必要なことは
・Apache(httpd)のインストール
・起動
だけです。
これだけでは寂しいのでhtmlファイルも用意してブラウザで表示させてみます。
1. Apache(httpd)のインストール
yumを使ってインストールします。
httpdがインストールされていないことを確認しときます。
# yum list installed | grep httpd
これはインストール済みのパッケージを一覧で表示するコマンドで、パイプ(|)の後ろのgrep httpdで一覧表示するパッケージを絞っています。
確認も済んだところでインストール。
# yum install httpd
適当にyesの「y」を入力します。
インストールされたかを確認します。
# yum list installed | grep httpd
下のようにそれっぽいのが表示されたら成功です。
httpd.x86_64 2.4.6-67.el7.centos @media httpd-tools.x86_64 2.4.6-67.el7.centos @media
2. サーバを起動させる
インストールが済んだので起動させてみます。
サービスの起動。
# systemctl start httpd.service
systemctlはいろいろなサービスにも使うコマンドなので主なものをあげておきます。
サービスの停止。
# systemctl stop httpd.service
状態を確認するには以下のコマンドを入力します。
# systemctl status httpd.service
次回からCentOSを立ち上げたときに、一緒にwebサーバも起動させる設定は以下のコマンド。(enable)
# systemctl enable httpd
enableを解除。
# systemctl disable httpd
3. ブラウザで確認
起動させたらブラウザで見れるか確認します。
ブラウザを起動させ、URLを入力するところに「localhost」と入れEnterを押します。
4. htmlファイルを表示させる
htmlファイルを表示させるには決まった場所にファイルを置かなければいけません。
デフォルトでは/var/www/htmlに設定されていると思います。
確認方法はvi /etc/httpd/conf/httpd.confを入力し、DocumentRoot と書いてある行を探してください。
今回はデフォルトで設定されている場所を使います。
まず適当にhtmlファイルを作ります。
/var/www/htmlに以下のコマンドを入力します。(touchコマンドでも可)
# vi test.html
(:wqで保存して終了)
中身を適当に書きます。
<h1>LAMP環境つくるぜ!</h1>
準備完了です。ブラウザを起動させ、URLに「localhost/test.html」と入れます。
表示されたら成功です。
5. 他のPCやパソコンで表示させる
ファイアーフォールでhttpを許可しておきます。
同じネットワーク内であればサーバのIPアドレスを入力するだけです。
仮想環境の場合は少し手間なのでやる気があれば更新します。
以上です。